2020-01-01から1年間の記事一覧

日記-25

友と遊んだ後は、いつも寂しい気持ちになる。 あいつに言えない言葉があった。あいつにできない行いがあった。…… 反省会のためのような時間であり、しかし散歩をしている心地で、美しいものを見つけるためのような時間であり。 後悔と切なさと耽美の心地の中…

日記-24

日々が美しく感ぜられる。 心を開いたからなのだろうか。歩むのは遊んだのちの帰路である。 鬱々とした夜の、真っ黒い空では無い。 淀んだ黒雲が、宵のうちとうそぶかれる時分の冬の空にかかり、小豆色に妖しく佇む。 そのはるか下であるはずなのに、一色を…

日記-23

生きているという感覚に乏しい。それは昔からである。物心ついた時から、自分の人生に足をつけていない感覚があった。それが、なお続いている。 どこまで行っても、この体が己のもののように感じられない不気味さ!その恐ろしさたるや。時折目を覚ましたかの…

日記-22

今日は小雨であったが、心地よく感ぜられたので散歩に赴く。 行く宛はないが、思い付きで公園へ行く。 行きずりの出来事はなかった。 公園にあった慰霊碑へ、先日書いた詩を備えた。気まぐれである。 心地のせいか、公園は広く在って見えた。手紙の内容とか…

日記-21

変化の多い日であった。 精神病院での得たことは多かった。 今日はメモがわりに使うとする。 箇条書きになる。 焦らなくて良い。マイペースにやると良い。ただ、折り合いはつけるべし。社会的な作品と個人的な作品を分けよ。 水木しげる御大に倣うと良い。折…

日記-20

思いついたフレーズが頭を離れないことが多々ある。「狭間で蛙を見た」…… さて、アイデアの種になれば幸いである。 無為の一日であった。今日描いた絵を晒す。

日記-19

我々は文明に甘やかされた子供だと気づきを得る。故に、文明から自立し、文明を利器として扱える様になった者を、大人と呼ぶ。 淘汰されるべき馬鹿はいなくなった。喜ばしい。人死にが減るのは快い。流れの終着点を見ずに済む。野垂れ死んだ体など不快である…

日記-18

代わり映えのない日々である。覚悟を決めたとてすぐ変わるわけではない。人が変わるには、長い時間を要すると知る。 何も書くことがないので、淡々と綴る。 今日は外で絵を描いた。スケッチの腕を磨きたい。 定期的にやりたいが、日差しに苛まれる。 全く嫌…

日記-17

絵を再開した。これまで学んでいなかった分野の勉強もせねばならないと感じつつ。 憧れの画家が一人増えた。ゴッホである。精神を見習うべき画家と言える。私は凡人であるから、狂気を持って天才を制しなければならないと思う。 思えば幼い頃はより狂気じみ…

日記-16

己を見つめ直すのも大事である。纏まった休みが取れたなら、瞑想に耽ってみようと思う。 やはり私の生活には流れが重要であると感ぜられた1日であった。停滞は何も生まない。常に流れてなければいけない。美しい流れの中で、その流れを描く事こそが、私の芸…

日記-15

多動症の賜物であろうか、今日は兎角落ち着かない日であった。 体の芯から熱いのは初めてではない。が、久々の感覚であった。 何も手につかないから、学業に苦悩する。これがあるからこの体は不幸である。度々不幸と幸を行き来する生である。つまらなくはな…

日記-14

虚無感に苛まれる日々である。 一体何のために生きているのか、今だに検討もつかぬ。何をしたいのであろう。私は何故に生きていくのだろう。全てを見失いつつある現状である。 なので、生きることが苦痛に感ぜられる。惜しむらくは友と会えなくなることのみ…

日記-13

無意味な時間を過ごした日であった。徹頭徹尾、無為であった。 であると同時に、心の折れた日でもあった。理由は検討もつかぬ。日々の積み重ねであるのかもしれぬ。 努力の出来ない屑のような男は廃屋で野垂れ死ぬのがいい。私もそれを望む。最も、小説に出…

日記-12

大きな壁に直面する味を、今年は何度も経験している気がする。 今日もそうであった。逃げていたことと向き合うのが、何よりも恐ろしく、また偉大であると思い知った。 絵を描いている際、どうしてもうまくいかないのは、間違いなく当人の努力不足である。特…

日記-11

理想に足をかけた段階であると、否応なしに自覚させられる日々である。 努力する決心を決めて尚、自らの怠惰性に腹が立つ。 私は常より無駄を過ごすことが多い人類であり、それでは綺麗になれないと知りつつ、しかし己の怠惰性によってこれに甘んじてしまう…

日記-10

今と昔を比べる機会が有った。その変化には驚かされた。 自らを見つめ直して得た知見のもたらす変化は、人を驚くべき速度で変化させ得る。 それは、僅か一週間前の絵を破り捨てたくなる衝動に駆られる程度には、強烈に現れるものである。 歩みは、確実である…

日記-9

美のために生きると言うのは全く心軽く弾む行為である。 己の美徳のみを拠り所にするのは、余程己の求むる生活であるのだろう。 であるから、今日の生活も心地の良いものであった。素直と優しさ、努力は人の美徳である。それに従い生きることの心地よさ! 胸…

日記-8

耽美を主義に掲げて生きて行くと結論付ける。 脆い杖でも無いよりはましである。 これまでもそうであった様に。 美に対しての執着は人一倍であると理解はしているつもりであったが、己が耽美であるとは思いも寄らなかった。納得ではあるにせよ。 これからは…

日記-7

どうも虚無感を感じてならぬ。 絵を描いたが、改善点がいくつも見える。学ぶべきところが多すぎる。成長しなくてはならぬ。 発想が凡になった様に思う。より突飛にならねばならぬ。そのためには知識である。我々現代人の特権は、先人の知恵を享受できるとこ…

日記-6

鏡を見る度溜息を吐く人生を終わらせねばならぬ。 やはり整形を行うべきであると強く感ずるに至った。 そうでなければ幸せにならぬ。人の持ち得る幸せを私が得るには、そうしなければならぬ。 私の好きな言葉を引用するなら、『僕はまだマイナスなんだ、ゼロ…

日記-5

何もない日であった。すなわち、何もする気が起きない日であった。 昨日の出来事が祟ってか、頭が揺れる様な痛みでいっぱいであるから、安静にしていた。 起き上がるのさえ苦しいので、しばらく寝ているとする。 さて、こうなると哲学するに至る。整形につい…

日記-4

人に求められると言うのは嬉しい。 求められるだけ答えてしまいたくなるものである。 人と会った。所謂出会い系での出来事であった。 女装をして行った。化粧をしているうち、顔の作りが嫌になる。綺麗になりたいと思う頻度も増えてきた。 しばらく待ったの…

日記-3(午後)

絵を描いた。 漫画の道を志しているにも関わらず、才能がない。 果たして己の道は正しいのであろうか。苦悩のうちに自我を保つのである。 しかし、描きたい絵は書けた。友に見せると耽美であると言う。即ち私の求むるところである。日々精進であるから、やは…

日記-3(午前)

絵を描いた。嫋やかでなければいけぬ。 昨今のイラストは些か西洋的がすぎる。東洋的、日本的でなければいけぬ。 これまで線の多い絵を描いていたからこその気付きである。寧ろ線をたのまない有り様でなければいけぬ。文や音楽に関しても同様である。 日本的…

日記-2

矢鱈と友人たちは僕を褒めたがるが、自信が無いので生憎受け取れぬ。愛情の与え方はそれぞれだが、受け取り方もそれぞれであると言う事を忘れてはならぬ。 僕はものぐさな、痩せ細ったでくのぼうであると言う事を知らないらしい。僕は、求めるものを何一つ手…

日記

全く以て糞垂れの人生に生まれてきた。 どうせただの日記である。ネット社会の海に垂れるだけの愚痴である。あるので、たいそうな飾り付けなどしない。ただ、私の生が有るだけである。 ADHDなのだ。生まれてこの方、記憶が良かった試しがない。日記を書く習…