日記-17

絵を再開した。これまで学んでいなかった分野の勉強もせねばならないと感じつつ。

 

憧れの画家が一人増えた。ゴッホである。精神を見習うべき画家と言える。私は凡人であるから、狂気を持って天才を制しなければならないと思う。

 

思えば幼い頃はより狂気じみてはいなかったか。私の人格はより無難な方へと固められていったようである。それではいけない。新しさではなくもう一つを追い求めるべきなのであるから。

 

ただのめり込む時間が必要である。幸い、時間ならまだある。機会ならまだある。豊富にある。これでもかというほどに。

 

全てを利用する姿勢で挑むべきである。生活を芸術にしなければならないのだから、正当な精神性では行えない。狂わなければいけない。狂気に囚われなければ。