日記

全く以て糞垂れの人生に生まれてきた。

どうせただの日記である。ネット社会の海に垂れるだけの愚痴である。あるので、たいそうな飾り付けなどしない。ただ、私の生が有るだけである。

 

ADHDなのだ。生まれてこの方、記憶が良かった試しがない。日記を書く習慣を付ければ改善するかと思い、試しに認めてみるとする、山頭火もやったように。

 

さて、無力感をひた感じる今日であった。私の生は、世界に対するぼんやりとした不信感と、何か大切なものが欠落したが如くの無力感で出来ている。原因はとんと知らぬ。

 

友達と遊んだ。トランプとUNOをしたのち、別れた。遊んでいる間は楽しかったようにも思うし、鬱陶しかったようにも思う。とかく心が離れた今となっては、喧騒が懐かしく感じられ、一人寂しさに身を焦がすばかりである。

どうせこの心を誰かに分かって貰おうと言う気持ちもない。分かろうはずもない。友は皆私より苦労している。分かっていて尚、何もせぬ自分に腹が立つ。

 

やるべき事を終わらせねばならぬが、真面目は得てして損をする。凡人である私が、絵で何かをするなど烏滸がましいが、選んだ道なら征かねばならぬ。

特別大した人間でないが、生憎それでは息が詰まる人間である。生き方を変えねばならぬ。詩のように生きねばならぬ。

淑やかに、嫋やかに生きねばならぬ。男の身でありながら女にならねばならぬ。

先は長く、険しく、不可能に満ちている。全く以て糞垂の人生であるが、生まれたなら生きてみようと思う。